京都高雄にある栗山工房は、沖縄の伝統的な型染め「紅型」と京都を代表する染物「京友禅」を融合させた「和染紅型」の染色工房です。
和染紅型の特徴
・紅型の大胆で鮮やかな雰囲気と京友禅の特徴を併せ持った美しいデザイン
・京友禅の染料は色の耐久性が高く、美しい鮮やかな色味
・作成工程で糊を使った防染技術でしか生み出せない柔らかな色付け
作成工程
1、図案作成・型彫り
2、糊置き・地入れ・彩色
3、糊伏せ・地染め
4、蒸し・水元
手作業で染め上げていく為、繊細な作業と熟練した技術・手間がかかっています。また栗山工房は分業化が多い京都の染色業界では珍しくほとんどの行程を一貫して行い作家に近いスタイルで製作しています。
染め
染めとは染料という水に溶ける色原料(草木抽出物)を使い染め上げる技法で、繊維自体にしっかりと色付をすることができるので、以下の特徴があります。
・擦れなどによる色落ちに強い
・染めた布の質感が変わりにくい
・色に透明感があり、色彩も豊富
・染めるのに技術が必要
生地本来の質感を保ち、特有の色味や、色の退色がしにくい染物は末永く使って頂く事が出来ます。また栗山工房の防染技術は糊(もちのり)しか使用せず、手作業でしか生みだせない染縁の独特の風合い・やわらかさを表現しています。
バッグの特徴
生地の染めから縫製まで一貫して工房で作り上げられたバッグは表生地と持ち手は正絹、裏地は綿で作られていて、とても軽く、また荷物がたくさん入る大容量。中央につけられたファスナーポケットは仕切りの代わりにもなっているため、入れたものを整理しやすく取り出しやすい設計です。鋲付きの底面は生地の擦れや汚れから守ってくれるので末永くお使いいただけます。