パッチワーク印伝って何?
Japanshop結が扱っている「印伝」のアイテムたち。
その中でも、個性的で人気がある「パッチワーク印伝」ってご存知ですか?
「パッチワーク印伝」とは、浅草の前川印傳さんのオリジナル商品で、見事なパッチワークが特徴のアイテムです。
前川印傳さんの初代が、創業する以前に袋物を加工する職人だったので、そこから生まれた発想らしいです。
浅草印伝と甲州印伝の違いは?
パッチワーク印伝を詳しく解説する前に、浅草印伝と甲州印伝の違いをお伝えしますね。
おそらく「印伝」と言えばほとんどの方が「甲州印伝」という印象を持っていると思います。
確かに印伝のシェアの大部分は「甲州印伝」ですが、印伝=甲州印伝ではないそうです。
印伝のメーカーがある三つの産地
印伝というのは、鹿革に漆で模様を装飾する技法のことを指します。
現在印伝のメーカーは主に山梨、奈良、東京の三つの地域にあり、山梨のメーカーが「甲州印伝」
奈良では「奈良印伝」東京では「浅草印伝(東京印伝)」と呼ばれています。
その理由は昔から、奈良では鹿革の鞣し加工、山梨では漆付けの技法、浅草では縫製の技法の職人が多く、
それらのメーカーが独自に印伝を作るようになったため、三つの地域にそれぞれの特徴のある印伝が生まれたそうです。
ですから「浅草印伝」と「甲州印伝」の違いは、メーカーがある場所の違いなんですね。
パッチワーク印伝といえば前川印伝
前川印傳さんのオリジナルとして始まったパッチワーク印傳は、初代昭太郎さんが今の会社を創業する以前に、袋物を加工する熟練職人だったからこそ生まれた発想でした。
パッチワークといえば「余った革」で作られるというイメージを持たれる方もいらっしゃいますが、前川印伝さんでは一枚革をパッチワーク用に裁断して制作されています。
そのため作り手のイメージに合わせて、ひとつのシートを大きくすることができます。何千通りとある色柄の中から職人がひとつひとつ製作し、全て柄行きが違う一点物となるそうです。
パッチワーク印伝の色展開
また前川印傳さんの特徴として、使っている色柄の種類が非常に豊富なため、色鮮やかなマルチカラー展開となっています。
様々な柄と色目を組み合わせたパッチワーク印伝は、とても個性的でおしゃれですよ♪
その他にも黒・白・青・黄・緑・ピンクと様々なカラーを展開しており、年代性別問わない贈り物としても人気があります。
もともと人気の高かったパッチワーク印伝ですが、近年では若い世代のファンも増えており、ますます人気が高まっています。
さらに毎年新色、新柄が発表されるので、それらを加えた柄のパターンが年々バージョンアップするのも前川印傳のパッチワークの特徴です。
幾通りもある、柄と色目の組み合わせの中から「自分だけのパッチワーク印伝」を見つけてみてくださいね♪