狸の置物は「他抜き=他を抜く」だけではありません
結でも人気の「狸」の置物。商売繁盛の縁起物としても知られています。
「たぬき」が「他を抜く」の語呂に繋がるということから、商売で抜きん出るためとされています。
でも単純にその語呂合わせだけでなく、じつはおなじみの狸の置物には、商売繁盛に通じる極意が盛り込まれているのです。
八徳狸 八つの縁起
狸の置物に入れてあるという商売繁盛に通じる「八つの縁起」をご紹介します。
①笠をかぶっている
思わぬ災難を避けるための笠、災いを避ける意味を表しています
②大きな目
四方八方を見渡して、正しい物事を見極められることを意味しています
③笑顔
いつも笑顔で愛想よく、人に好かれることを意味しています
④徳利(お酒の入れ物)
人の徳を身に着けることを意味しています
⑤大福帳・通い帳
信用第一、帳簿や帳面の大切さを意味しています
⑥大きなお腹
冷静さと大胆さ、を意味しています
⑦金袋
肝っ玉をすえて精進することを意味しています
⑧太いしっぽ
「終わりよければ全てよし」を意味しています
上記の八つの徳を持つことが「商売繁盛」につながるとして、「八徳狸」といわれています。
勉学や試験のお守りにもおススメです
また「八つの徳」や「他抜き」は商売だけでなく、勉学の成就などにも通じることから、受験や試験のお守りにもなっています。
定番の置物だけでなく、形を変えた狸の置物も人気がありますよ。